スピルリナで体液をアルカリ性に近づける
シャンプーや化粧水のCMでは、髪や肌に優しいという理由からしきりに弱酸性をアピールしています。人の皮膚は弱酸性なので、同じPHの物を使用すれば刺激が少なく、皮膚に良い影響を与えている常在菌を失うこともありません。
このPHというのは、水素イオン濃度を示す値になり、PH7.0が中性になりPH7.45以上になるとアルカリ性、PH7.35以下なら酸性となります。
皮膚が弱酸性なので人間の体はすべて弱酸性でできていると思ってしまいますが、不思議なことに体液はPH7.35から7.45が正常値とされています。
健康管理に大事なPHバランス
体液のPHは若干アルカリに傾いている値が良いといわれていて、どちらかに偏り過ぎると体が正常に機能しなくなり体調を崩してしまいます。呼吸や代謝が原因で体液のPHが変わってしまうと、急激な変化が出てきます。
体液が酸性に傾くアシドーシスでは、増えてしまった二酸化炭素を排出しようとして早くて深い呼吸になり、下痢や強い眠気を感じることがあります。
PHが高くなるアルカローシスになると、二酸化炭素が減少してくるので過呼吸やめまい、動悸、嘔吐などを引き起こします。
PHの偏りは不調の原因になってしまうので、正常値を保てるような食品選びが大切です。現代の食生活は体内が酸性に傾きがちになっているため、食品選びで体内のPHバランスを整えていきましょう。
PHを整える最適な食品とは
体に良いとされている食べ物に、梅干しがあります。口の中に入れるととても酸っぱいのですが、代表的なアルカリ性食品です。
主食や主菜になり毎日食べている肉や魚、米やパンは酸性食品になるので、体内でちょうど良い数値になるように食品を選んでPHバランスを整えていきます。
休憩中に飲んでいるコーヒーや砂糖、牛乳やチーズなどの乳製品を使ったデザート、ビールなどはすべて酸性食品です。
アルカリ性食品には昆布やしいたけ、さといも、スピルリナなどがあり、アルコールを飲むならビールよりもワインがおすすめです。
味噌やたくあんなど和食中心の食事に変えて米の代わりに玄米を食べるようにすると酸性の割合が少なくなります。
食事からの摂取が難しい時は、スピルリナのサプリメントを活用します。
外食が多い時に便利なスピルリナのサプリ
外食が多くコンビニで購入したパンやお弁当が中心の食生活になると、体内は酸性に近づいてしまいます。
食事では摂取できない分はスピルリナのサプリでPHバランスを取るようにして、特に白米やタンパク質を含む食品をたくさん食べた時は、サプリとレモン果汁を搾ったミネラルウォーターなどで補っておきましょう。
酸性体質の改善はダイエットにも効果的で、エネルギー代謝を高めて血流を良くする働きが期待できると話題になっています。
方法は食事の約70%をアルカリ食品に、約30%酸性食品に変えるというやり方で、食事の量を制限せずに太りにくい体質になれると注目されています。